サワディーカー!中国から脱出して微笑みの国タイに入国しました、ぷーやんです٩( ᐛ )و
中国を無事脱出してタイに入国。
カオサンロードにはたくさんゲストハウスがあるからそのままの足で今日の宿を探そうと思ったタイ1日目。
自分の人生で1番不安な夜を体験しました。
カオサンロード付近の宿に泊まることにした
上海からの長距離移動で疲れてたし、荷物も重かったからGoogleで近場の宿を探して安くてまあまあ口コミのいいところに入ることに。
予約をしてないけど今日泊まれるか聞いたところ空いてないと。
いや、ネットでは空き部屋になってるんですけどね。
とりあえず休みたかったからなんとか一晩泊まれるか頼んでみることに。
ネット価格よりはずっと高かったけど、部屋替えてくれって言わないならいいよってことで寝床ゲット。
これが恐怖の始まりだった。
同じ部屋の人は問題なさそう
ベッドでゴロゴロしてたら同じ部屋の女性が入ってきた。
「灯り消そうか?」と聞いてくれたけど、wifi電波悪いしロビー行くから大丈夫と答えて部屋を出る。
とりあえず何か食べてシャワー浴びたら早々に寝ようと近くをサーチ。
幸いにも近くで35THBでご飯が食べれるところを発見して外に出ることに。
フロントのお兄さんが出張マッサージをロビーのソファでしてもらってたけど、なんとなく感じが悪かった。まあ別にいいけど。
別の宿泊者に充電器を貸してほしいと言われる
彼の名前はブルルン。ブラジル人だ。
シャワーから戻ってスキンケアをしてたら何度も充電器を挿し直す音が聞こえる。
どうやら接続が悪いらしい。
疲れていたしあまりコミュニケーションはとりたくなかったからさっさと寝ようと思ってたら案の定、声を掛けられた。
一瞬躊躇ったけど、とりあえず充電は十分にあるから貸すことに。
この時点で少し不安。でも悪い人ではなさそう。そして彼とさっきの人以外にさらに1人が寝ていた。
何事もなく朝を迎えるはずだった
薄っぺらいブランケットにエアコンがガンガンの部屋。マットレスの硬さはちょうどいいけど、とにかく寒い。そして外は相変わらずうるさい。
でも一晩だけだと思って羊を数える。そして寝た。
夜中に突然、すごい音がした。
何の音なのかわからなかった。その後に何かが倒れる音。
そして誰かが悪態をつく声。
うるさかったけど、気付かないフリをした。
関わりたくなかったから。
しかし、次の瞬間、激しくベッドが揺れた。
地震かと思ったら、なんと誰かがわたしの寝ているベッドを動かそうとしていた。
さすがに無視することができずやめるよう言うと、何やら意味わからないこと叫ぶ彼女。
明かりをつけて見てみると、目がイッちゃってる。
泣き叫ぶ彼女が言うには、ボーイフレンドと来ててすごく疲れてて部屋が寒くて寝れなくて…。
で?(°_°)
なぜわたしのベッドを揺らすのかは相変わらず謎で、彼女はボソボソ呟きながらベッドに戻っていった。
が、わたしは寝れない。
ベッドを動かされて二段ベッドの上にいるわたしの荷物は落ちそうだし、何より彼女が怖い。
ブルルンなんて彼女の下に寝てるからなおさら怖いだろうに…。
それでもこの状況はどうしようもないからと再び寝ようとすると、今度はボーイフレンドらしき人が入ってきた音がした。
そして暗闇の中、彼女が寒くて寝れないと彼に泣きつく声がする。
だるそうに諭す彼の声のあと、叩く音。それからケンカが始まる。
怖い、怖すぎる。
ひたすら叩く音の後、小声で口喧嘩をしてると思ったらいきなり大声で笑いだす2人。
頭おかしい…。
彼女が吸引器で何かを何度も吸う音、ベッドを移動してきしむ音、そして彼女のすすり泣く声。
暗闇の中、音だけが入ってくるせいか想像力を掻き立てられて恐怖心が増す。
いつこっちに火花が飛んでくるのか、寝てる間に何かされるんじゃないか、ただただ怖くて、寝てはうなされて起きてを繰り返して翌朝。
部屋にいることが怖くて仕方なかったから、早々に荷物をまとめてチェックアウトまではロビーで過ごした。
こんなに怖い思いをしたのは人生で初めてかもしれない。
オバケより何より怖いのはイッちゃってる生身の人間だと思う。
これを教訓に、安いばかりの宿じゃなくてそれなりのお金を払って安心を買おうと思った。
まじで、怖かった。