戸隠神社の五社巡りとは？
戸隠神社の言い伝え
戸隠神社は霊山・戸隠山の麓に、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる、創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社です。
その起こりは遠い神世の昔、「天の岩戸」が飛来し、現在の姿になったといわれる戸隠山を中心に発達し、祭神は、「天の岩戸開きの神事」に功績のあった神々をお祀りしています。
平安時代末は修験道の道場として都にまで知られた霊場でした。神仏混淆のころは戸隠山顕光寺と称し、当時は「戸隠十三谷三千坊」と呼ばれ、比叡山、高野山と共に「三千坊三山」と言われるほどに栄えました。
江戸時代には徳川家康の手厚い保護を受け、一千石の朱印状を賜り、東叡山寛永寺の末寺となり、農業、水の神としての性格が強まってきました。山中は門前町として整備され、奥社参道に現在もその威厳を伝える杉並木も植えられ、広く信仰を集めました。明治になって戸隠は神仏分離の対象になり、寺は切り離され、宗僧は還俗して神官となり、戸隠神社と名前を変えて現在に至ります。
引用：戸隠神社
戸隠神社の五社巡り
奥社入口まで来て九頭龍社と奥社で済ませてしまう方が多いそうですが、それぞれの神社で祀っている神様やご利益が違うので戸隠まで来たのであれば五社すべてに参拝することをおすすめします。
車やバスで移動もできますし、山の中を通って歩いて巡ることも可能です。わたしはもちろん自分の足ですべて回りました(๑•̀ㅁ•́๑)✧
時間はかかりますが、神道など徒歩でしか行けないところもあるので楽しいですよ。
所要時間
宝光社から奥社まで歩いてかかる所要時間は約4時間。わたしは中社で1時間ほどお昼がてら休憩したので合計で5時間でした。
神社間の移動はバスを利用することもできますが、奥社に関しては奥社入口までしかバスで行くことができません。そこから奥社までは自分の足で行くしかなく、片道約40分かかります。混雑状況にもよりますが、わたしが参拝した時は参拝時間も含め往復で約2時間かかりました。
戸隠神社の参拝順
特に参拝順は決まっていません。
五社巡りをするのであれば、宝光社から上がっていくルートか、奥社から下ってくるルートになると思います。
御朱印を集める場合、火之御子社には社務所がないので、宝光社からのルートは中社で、奥社からのルートでは宝光社でもらえます。
五社巡りの服装は？
時期により変わりますが、わたしが訪れた5月中旬であれば動きやすい格好にスニーカーであれば問題ありませんでした。
お天気がとてもよかったので長袖にコートで十分でしたが、この時期でも奥社には雪が少し残っていたので防寒着はあった方がいいと思います。
年配の方は登山用の格好の方が多かったです。
珍しいご祈祷おみくじ
おみくじというと自分で引くのが一般的ですが、戸隠神社ではなんとご神職が祝詞をあげて引いてくれます。
その際、自分の年齢（数え年）を伝えます。
寺社巡り好きとして今まで数々のおみくじを引いてきましたが、ご祈祷してご神職に引いてもらうのは初めての経験でした（笑）
とても珍しいものなので、戸隠に訪れた際にはぜひ体験してほしいです。
ご祈祷おみくじは、宝光社・中社・奥社でお願いすることができます。初穂料は300円です。
アクセス
電話：026-254-2001
交通アクセス：【バス】長野駅7番乗り場（アルピコ交通バス長野駅前総合案内所前）から「ループ橋経由戸隠高原行き」で約1時間 [時刻表]
【車】長野インターより約1時間、信濃町インターより約30分
HP：戸隠神社
おわりに
わたしは宝光社までバスで行き、そこから奥社まで登って行きましたが、最初に奥社まで行き下って来る方が体力的には楽だと思います。
（実際に年配の参拝者はそのルートで来られている方が多くいました）
神社の方に確認したところ、参拝に順番はあまり関係ないそうなので御朱印を集めている方でも問題はなさそうです。
日頃運動をほとんどしないので5時間のハイキングは大変でしたが、戸隠神社に訪れるのであればぜひ自分の足で五社巡ることをおすすめします。
小鳥のさえずりを聴きながら森の中を歩く気持ちよさは、バス移動では体験することはできません。
戸隠の神聖な空気を感じることはもちろん、自然に癒やされて本当に楽しい五社巡りでした。
宝光社からスタートすると最後の奥社が山登りに近いため本当にキツイのですが、終わった後の達成感が半端なかったです（笑）
帰りは奥社入口からバスで長野駅まで帰るだけなので、個人的には宝光社から登っていくルートをおすすめします。
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